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まとめ要約『となりの億万長者』:億万長者は隣のあの人かも

となりの億万長者 レビュー 書籍

 

こんにちは、「億万長者? ぜひなりたいです!」のきびなご(@kibinag0_blog)です。

本日は、トマス・J・スタンリー氏、および、ウィリアム・D・ダンコ氏が書いた『となりの億万長者』という本をレビューしていきたいと思います!

この本は”億万長者の実態”を調査した本で、1996年に出版されて以来、知る人ぞ知る名著として長い間、愛読されてきました。

その証明としてAmazonでも119人のレビューで星4つと非常に多くの人から高評価を得ているのです。

となりの億万長者 amazon レビュー 評価
Amazon: 『となりの億万長者』

一般的な人がどうやったら億万長者になれるのか、テレビで取り上げられることのない本当の億万長者とは、どのような人なのか。

そんな疑問を明らかにし、億万長者の実態が解き明かされています。

となりの億万長者とは?

となりの億万長者とは、実際に多く存在するものの、テレビなどに取り上げられることは少なく、あなたの家のとなりにも住んでいるような億万長者のことを指します。

ちょっと漠然としているので、これから”となりの億万長者”を噛み砕いて説明してみます。

その前に”となりの億万長者”を理解するのに必要な最大のテーマ

『実在する億万長者とは、どんな人で、どんな生活を送っている人なのか。』

これは、多くの人が勘違いしている大事な大事なテーマです。

では、私たちは何を勘違いしていたのでしょうか?

高収入と資産家は違う

まず、ここ!

高収入と資産家(お金持ち)は違う。これを理解していないと何も始まりません。

年収2,000万円!すごい!お金持ちだね!って思いますよね。僕も思います。

でも、例えば、年収2,000万円でも、そのうちの1,990万円を洋服代、車代、家賃代、娯楽費、交際費に消費していたら、お金持ちとは言えません。確かに、いい家に住んで、ブランド物の洋服を着て、高級な外車に乗って、美味しいもの食べて、ロレックスの時計買って、っていう生活はできます。しかし、それは果たしてお金持ちといえるのでしょうか。

  • Aさん年収2,000万円 支出1,990万円
    貯金 10万円
  • Bさん年収500万円 支出200万円
    貯金 300万円

税金は、めんどくさいので考慮していませんが、Aさん、Bさん。果たして、どちらがお金持ちといえるのでしょうか。

高収入だけど、ギリギリのAさん。
そこそこ高収入だけど、余裕のあるBさん。

 

テレビで、お金持ち、億万長者と言われているのは、Aさんです。
でも、実際の億万長者には、質素な生活を送るBさんタイプの人が多いみたいです、この人たちこそが”となりの億万長者”なのです。

そして本書では、一般的にお金持ちと思われている高収入、高支出のAさんタイプを蓄財劣等生。一般的な収入、または、平均以上の収入を得ていて、低支出のBさんタイプを蓄財優等生と読んでいます。

蓄財劣等生と蓄財優等生の違い

 

本書の中で、何度も何度も登場してきたのが『蓄財劣等生』と『蓄財優等生』で、それだけ重要な概念だと思ったので、追記します。

まず非常に重要な概念として、期待資産額という概念を紹介。

期待資産額とは、年齢や年収から、自分が持っているべき資産額を算出したものです。
その公式がこちら!

期待資産額

(年齢)× (税引き前の年収)÷ 10

例えば、
30歳 × 年収500万円 ÷ 10 = 1500万円

つまり、30歳で年収500万円貰っていたら、1500万円の資産を持っているべきだ。ってことです。

期待資産額の2倍以上を持っていたら、蓄財優等生
期待資産額の半分以下だったら、蓄財劣等生

となるようです。

実際 計算してみると、想像以上にキツイですね。

これは、あくまでも目安であり、20年前くらいに発売された本ですから、環境も経済状況も変わってきています。それでも、蓄財優等生を目指すには、それ相応の覚悟が要りそうですね。

となりの億万長者の特徴

 

ここまでで、”となりの億万長者”がどのような人であるのかをザックリ理解できたのではないでしょうか。

さらに”となりの億万長者”の実情を明確化するために、その特徴を箇条書きで列挙していきます。

  • 高級住宅街ではなく、一般的な住宅街に住んでいる。周りは普通の人ばかり
  • 高級車ではなく、一般的な国産車に乗っている
  • 収入より、はるかに低い支出で生活している(生活が質素)
  • 支出のすべてを細かく把握している
  • 資産形成のために、時間・エネルギー・金を費やしている
  • すでに安定した家庭を持っている
  • スーツや時計は、高級なものではない
  • 倹約家である。倹約・倹約・倹約

結局、高級住宅街に住む、高級外車に乗る、高い洋服、時計を身に着ける、というのはステータスが高く、プライドが高い傾向にあるようです。なので、その生活を何とか維持させていきたいと考えます。

あの人がポルシェを買ったから、僕も最新モデルのポルシェを。そんなことを考えていると使えるお金があっても目減りしていくだけでお金が貯まるわけありません。

“となりの億万長者”は、高級住宅街に住んでいないから、見栄を張る必要もない、逆に普通の住宅街に最新のスポーツカーとかが停まっていたら浮いてしまいます。

あくまでも、倹約・倹約・倹約で支出を減らし、財産を蓄え、その貯蓄を投資で増やす。これが、となりの億万長者の特徴みたいです。

 

資産に対する所得税の割合

 

最後に紹介するのが、資産に対する所得税の割合です。

収入ではなく、資産に対する所得税の割合というところがポイントです。

どういうことか。

それを理解するには、まず所得税が累進課税制度であることを理解する必要があります。つまり、会社員は稼げば稼ぐほど、所得税率が上がっていくのです。

それを踏まえて本書では、「所得税が最大の的であること」を以下のように記述しています。

資産を築くには、課税対象となる現金収入を最小限に抑え、含み益(現金を伴わない資産価値増加)を最大限にすべきである。

『となりの億万長者』 トマス・J・スタンリー&ウィリアム・D・ダンコ

 

つまり、所得税は現金所得に関してかかるものであり、資産全体にかかるものではない。ということです。

ちょっと難しいので、例を見てみましょう。

注目して欲しいのは、AさんもBさんも2人とも今年増えた資産は2,000万円です。
それに対しての納税額が全く違います。

  • Aさん含み益 なし、 現金収入2000万円 (所得税率 40%)
    取られる所得税: 800万円所得税800万円 ÷ (含み益+年収)2000万円 = 約40%
    資産の増加に対して約40%が課税されている
  • Bさん含み益 1500万円、 現金収入500万円 (所得税率 20%)
    取られる所得税: 100万円所得税100万円 ÷ (含み益+年収)2000万円 = 5%
    資産の増加に対して5%しか課税されていない

2人とも今年2000万円の資産増加があったのに対し、納税額に700万円の差があるのです。(もちろん分かりやすいように簡易的にしており、実際はもっと複雑です。)

さらに、株式投資でも所有株式を売却した時点で含み益を確定してしまえば課税されますが、”となりの億万長者”タイプの人は、ほとんどの場合、投資を超長期的スパンで行なっている場合が多いため、税金を極めて低く抑えることができています。

つまり、税率の高い現金収入ではなく、税金がかからない含み益などを利用し、非課税または、税率の低い所得を増やしていくことこそが、”となりの億万長者”への第一歩なのです。

まとめ

 

まとめると、『収入 > 支出』の大原則を堅実に守り、倹約して、資金を貯め、投資してお金を増やし、地道に地道に億万長者への道を進んで行きましょうって話です。

同じような本として、『私の財産告白(本多静六)』の本もおすすめです。

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原書では、子供へのお金教育を始め、様々なエピソードが収録されていました。もっと詳しく読みたい方がいれば、ぜひ原書を読んでみてください。