留学

図太さと度胸:留学で学んだこと

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僕は、前回の記事でも述べたように留学によって様々なものにチャレンジするということを学び、実行できるようになってきた。

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そして、それに伴って、身についてきたと思うのが、図太さと度胸だ。

はっきり言って、最初にフランスに来た頃、色々なことに怯えていたと思う。

当時、フランス語が全く話せなかったから、街に行けば、人が何を言っているのかわからないし、知り合いも誰もいなかったし、頼る人も友達もいない状態で、最初の2ヶ月ほどは寮に引きこもっていて、寮のシェアキッチンに行くのも躊躇していた。

それでも海外に住むと書類の手続きから、スーパーでの買い物まで、フランス語を使わなければいけない機会が多々あって、たくさん間違えて、たくさん恥をかいた(当時は、話せないことが恥ずかしいと思っていた)。

学校で提供されている留学生用のフランス語の授業でも、僕と比べて周りの留学生はある程度フランス語を話せていて、僕が一番フランス語を話せないという環境だった。そして、授業は英語でフランス語を教えるのではなく、フランス語でフランス語を教える形式の授業だったので、最初は、何を聞かれているのかもわからない、そして、何を答えたら良いのかもわからないという状況だった。そんな中で、過ごした苦しく、辛かった数ヶ月は、僕の中での羞恥心を次第に麻痺させていった。

そして、こっちに来てから、与えられた議題に対して2時間ほどで、調べて、資料作って、プレゼンするというのが週によっては3回くらいあったり、学期末では、50人ほどの前でチームプロジェクトのプレゼンを行ったりと、プレゼンをする機会が非常に増えた。フランスに留学して間もない頃は、プレゼンという言葉を聞くたびに憂鬱になっていたが、最近では、特に動じることもなく、なるほど、プレゼンね、程度になってきた。

おかげで、日本にいるときは本当に苦手で嫌で仕方なかったプレゼンも、上手い、下手は別として、慣れた。

こうして振り返ってみると、僕に度胸がなかった理由は、無意識に自分がすごいと思っていたからだと思う。

自分のことをどこかですごいと思っているから、自分の弱いところを見せたくないし、自分ができないところを見せたくないと思ってしまっていたのだ。

しかし、実際には、誰も自分のことをすごいと思っていないから、失うものなんてこれっぽっちもないし、ただ単に自意識過剰なだけだったのだ。

自分が思っているほど、他人は自分のことを見ていない。自分にとって、自分自身は唯一無二の存在であり、自分と他人との間には重要度として大きな差がある。例えば、あなたが大きな失敗をしてしまったとする。あなたの中では、この失敗は何日も引きずるような重要な問題かもしれない。でも、周りの人からしてみると、割とどうでも良いような、気にとめることもないようなことだったりするのだ。他人からすると、あなたが有名人でない限り、数ある他人の中の一人でしかなく、他人にとってのあなたの重要度は非常に低いのだ。

実際に、ちゃんと見つめ返してみると、自分は微塵も優秀ではなく、僕は、ただ単に未熟で発展途上の僕でしかなかったのだ。

そう考えると、なんだかくよくよしているのがバカらしくなってきて、なんだか色々なことが気にならなくなった。

こっちに来てから、なんか肩の荷がふっと降りた気がする。