留学

 自分で行動することの大切さ(後半):留学で学んだこと

 

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前回のまとめ

 

部屋が見つからない!先生や友人に人任せで、ただ待っているだけだった僕が、ついに現地不動産会社、友人に積極的に聞き込みを始めた。その結果と、自分で行動する大切さについて考えた。

 

続き

 僕は、家を借りたいと伝えるのに必要な「借りたい」「予算」「期間」などの最低限のフランス語を下調べし書き留め、現地の不動産業者、学生寮を片っ端から周りました。そして、友達にも、片っ端から部屋を探しているということを主張した。

 

すると、なんとインド人のPくんが彼の部屋を貸してくれると言ってくれ、無事部屋を確保することできた。

 

 

行動を起こす前の僕は、現実逃避し、フランス語ができないから自分で部屋を探すことができないと理由づけをし、自己正当化していた。

しかし、当事者意識を持ち、この問題を自分の問題として捉え、向き合い、その問題を解決することに力を注いだ結果、解決することができたのだ。

 

このように僕は、住居問題から、当事者意識の大切さを学ぶとともに、物事が勝手に解決することはなく、自分の人生において、自分以上に自分の問題に対して力を注げる人はいないということを、身をもって感じることができた。

 

そんなの当たり前じゃないかと思う人もいるかもしれない。

 

しかし、その当たり前のことを当たり前にできてない人、自分が抱えている問題を見て見ぬ振りをしている人は実際たくさんいると思う。

 

 

そして、この当事者意識の欠如は、日本に対しても同じことが言えると思う。

日本の労働環境は、もちろん、地域、企業、個人によってその度合いは異なるとは思うが、一般的に見て、批判を恐れずに書くと、世界的に見て異常だと思う。日々の生活や授業で、労働環境の話題になり、日本の労働環境について話すと、非常に驚かれ、懐疑的な目で見られる。しかし、この労働環境は日本人の勤勉さや尊敬、責任感という価値観の裏返しでもあって、一概に、良し悪しを測ることはできない。

現在では、その環境に疑問を抱き、改革を行ってる経営者も徐々にではあるが、増えてきている気がする。しかし、これは組織図の中で上層部にあたる人が判断し、下層部の人に広まっていくトップダウン式の改革であり、まだまだ大多数の人に当事者意識がないことを示唆していると思う。

 

一方で、フランスでは、週35時間労働や勤務時間外に仕事メールを見なくても良い法律が整備されており、バカンスもある程度の長期で取得できるという比較的対照的な労働環境が整っている。このような権利の獲得のほとんどは、信じられないかもしれないが、労働者のストライキや、抗議デモによって大きな影響を受けている(僕の街では、交通会社や製油会社が頻繁にストライキを起こしていた)。 僕らの学校でも、生徒たちが主体となって学校に抗議するような状況が何度かあった。

これは、日本とは対照的なボトムアップ式の改革であると言えるだろう。つまり、組織図の中で下層部に位置する人々が、当事者意識を持ち、行動を起こすことで、上層部に影響を与えているのだ。

 

消費者にとっては、迷惑極まりないフランスのストライキ文化からも、たとえ個々の力は微弱でも、一人一人が当事者意識を持ち、大きな問題の解決に向け行動することの大切さを学んだ。

 

 

このように、受け身な人がどんどん増えていく中、当事者意識を持つということは、問題を解決する上で、非常に有効な手段となり得る。人生を切り開くのは、他の誰でもない自分自身だと思う。