
英語を学習している人なら、恐らく TOEIC という試験を一度は聞いたことがあるのではないだろうか。
TOEICは、非ネイティブの英語学習者用の試験で、日本では毎年250万人ほどの受験者がいる。
今回は、そのTOEICのスコアと年収の関係性について考えてみる。
TOEICのレベル別 英語力
TOEICのスコアは、10~990点で採点され、990点が満点となっている。
TOEICのスコアといきなり言われてもわからない!という人向けに、スコア別の分布がどのようになっているかを示したのが以下のグラフだ。

一番多いのは500点前後だということがわかる。
TOEICスコアと年収の相関関係
そして、今回の「TOEICスコアと年収に相関関係があるのか」というテーマの答えからいくと、”相関関係はある”という結果が出ている。
年収転職サイトのDODAによると、特にTOEICスコア 700点以上から、年収の差は顕著に現れてくるようだ。
平均年収
スコアなし:423万円
400点台:502万円
500点台:495万円
600点台:505万円
700点台:513万円
800点台:546万円
900点台:573万円

特に顕著なのが、スコアなしの人と、スコアを持っている人。
そして、400~600点台は横ばいだが、700点台から、平均年収は徐々に上がってきている。
600点台と900点台の平均年収の差は、70万円近くにものぼる。
このように、TOIECスコアと年収は、表面的にみると相関関係にあることがわかる。
実際どうなのか
しかし、TOEICスコアと年収が相関関係にあるって言うけど、じゃあ僕は、TOEICで高得点を取れば、年収も上るの?って思う人もいるだろう。
でも、僕はそうは思わない。
僕は、どちらかと言うと、
TOEICで高得点を取得 → 年収が高い
というよりも
年収が高い人が英語必要になった → TOEICで高得点を取得
という方が正しいのではないかと思う。
でも、逆に言うと、年収が高い仕事は、年々英語の需要が高まってきているから、英語を今のうちに伸ばしておくと、その年収の高いポジションに付きやすいというのも一理あると思う。
だから、英語を勉強するのは、間違いなく有意義だと思うし、年収が高くなる可能性も上げることはできるのではないか。